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イベント開催の寺々と、親鸞会の姿

Shokoji

 昨年、東京ボーズコレクションなるものが築地本願寺で開催されましたが、それに続けとばかりに最近、寺で様々なイベントが催されるのをよく見かけます。

 先日も富山県きっての古刹・勝興寺で、ジャズコンサートが開かれ200人近い若者が本堂に集まったといいます。
 そもそも勝興寺は、かつて何千もの同行が、夜通し法を語り合う仏法讃嘆の場でした。
 しかし、教えを求めて訪れる人は激減。「勝興寺の七不思議」なる浄土真宗教義とは全く関係のないオカルト的な話題で観光名所にしようしている中の、本堂でのジャズコンサートでした。
 
 コンサートを開く寺は、勝興寺だけではないようです。また、「坊主バー」なるものも存在したり、平和を願うパネル展を催したり……

「今や教義を説くだけでは教えは伝わらないと思います」
「親鸞聖人が、こうおっしゃったとか、教えはこうだ、というだけでは不十分だと思います」。
 二年前、『朝日新聞』の対談で、西本願寺の門主が言ったことが思い出されます。
 こうした自信のなさが、そのまま末寺の布教姿勢となっているのでしょうか。

 仏法に背を向ける現代人を、何とか娯楽やイベントで引き寄せようとする……その発想が何とも姑息に感じます。

 親鸞聖人のみ教えこそが苦悩に満ちたこの世の闇を破る光明であり、その教えを正確に伝えてこそ、法を尊ぶ人が集まってくるのではないでしょうか。
 それは浄土真宗親鸞会の今の姿が、実地に証明していると言えましょう。

 今日もまた、親鸞聖人の教えを聞き求めようと、親鸞会正本堂2000畳の大講堂に、はたまた同朋の里に、人々が集っています。


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