あと1世紀で消滅するもの?
イギリス国民の半数が「キリスト教は1世紀で消滅する」と考えている……そんな衝撃的な調査結果が発表されていました。(参照)
記事をよく読めば、そこまで断定できるものではありませんが、なにしろキリスト教圏の国でも、若者の宗教離れは著しい用です。
逆にイスラム教信者は増大するのだとか。争いの絶えないイスラムというイメージがありますが、それだけ信仰心も強固でパワーがあるということなのでしょう。
ちなみに世界の牽引国であるアメリカはどうなのかというと、最近の調査では「米国人の約75%は奇跡を信じ、地獄よりも天国の存在を信じている人の方が多く、約60%が毎日欠かさず祈りをささげている——。」なのだそうで。(参照)
こう聞くと信仰心が厚そうな感じですが……、アメリカは人種のるつぼで、一人一人の持つ思想や信仰というものを尊重するので、もう何でもありという状態だと言っていた渡米日本人がいました。
日本でいう「スピリチュアルブーム」みたいなものでしょうか。
奇跡はありそうだけど、特定宗教は信じないよ〜、と。
100年後の世界の宗教地図は、果たしてどうなっているのでしょう。
さて日本はどうでしょうか。
寺離れは深刻な状況にあることは、最近「朝日新聞」でも報じられましたが、「中外日報」の真宗欄では、真宗各派の悲鳴とも取れる記事が毎回のように掲載されています。
「日本の仏教は、1世紀後には消滅する」と考えている日本人は、もしかしたら半数以上かもしれませんね。
そんな現状を打開しようと、寺では様々なイベントが行なわれるようになりました。
築地本願寺の東京ボーズコレクションを始め、ロックコンサートやカルチャー講座など、一時的には人を集めることができても、信仰として受け止めさせることに繋がらず、暗中模索という状況でしょうか。
このように日本の状況を見て行きますと、いよいよ浄土真宗親鸞会の存在意義は大きなものがあると感じます。
親鸞会の活動というのは、非常に精力的と言えるでしょう。
のんびりまったり・一人で喜ぶのが仏教だ、と思っている人にとっては、何だかうさんくさいように感じることもあるでしょうが、親鸞会では一時的な人集めではなく、親鸞聖人の教えを聞き求め、一人でも多くの方に伝えることのみを目的として地道な伝道活動をしています。
これは、他の浄土真宗教団には無い姿です。
「こんな法話が聞きたかった」
「寺では全く教えについて聞けなかったが、実に有り難い」
「仏教は、決して葬式法事だけではなかった」
このような、本当の浄土真宗の教えに出会えた喜びの声が親鸞会にあふれているのも、頷けるでしょう。
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