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親鸞聖人の教えと、現代のスピリチュアルブーム

 6月10日、NHKクローズアップ現代では「過熱するスピリチュアルブーム」と題して、宗教は信じないけど前世や占いは信じるという人たちについて放送されていました。

 朝出勤前には盛り塩とお祓いをする20代の若者から、会社の人事など重要事項決定に占い師を頼るベンチャー企業社長など紹介されていました。
 端から見れば、戦争の時期を占いで決めていた古代中国の時代から進歩していないように感じますが、本人たちは大真面目です。
 それだけ、大きく不安が包み込む現代世相を反映しているように思えますね。
 
 ともかく、相変わらずの占い・スピリチュアルブームです。
「あなたの結婚の天命をズバリ教えます」
「仕事運、健康運をアップさせます」
「前世で分かる彼との相性」などなど、メディアは盛んに紹介しています。

 かつて、よく当たると人気だった女性占い師は、番組前にスタッフから、あらかじめ相手の情報を詳細に知らされていたといいますが、今回のクローズアップ現代でも同じ事例が報告されていました。
 第二次大戦の劈頭、電撃作戦でヨーロッパを席巻したナチス・ドイツの高官の中には、占星術師を信じ、占いによる吉日に攻撃をしかけたとも言われます。これまた古代中国と変わりません。

 現代人は、科学だ、合理主義だと言う割りには、そんな占いやスピリチュアルカウンセリングを信じて、一喜一憂しています。
 心の不安がなくならないからでしょう。どれだけ科学が発達しても人の心は安心できず、有り余る物質の中でも、尽きることのない欲は満たされません。

 本当の幸せは、一体どこにあるのでしょうか。

 もちろん、仏教では、そんな占いによって運命が決まるものではないと教え、まして、先祖の霊なるものが生きている人間に禍福を与えることなどないと教えられています。

 親鸞聖人は「かなしきかなや道俗の 良時吉日えらばしめ」(悲歎述懐和讃)と、日の善悪や占いを信じている人たちを深く悲しまれています。
 作家・司馬遼太郎は、『親鸞思想には、一切呪術性がない』と驚いていますが、仏教の真髄を教えられた方が親鸞聖人ですから、当然のことなのでしょう。
 江戸時代の記録には、「浄土真宗の人たちは、阿弥陀仏一仏に向かい、どんなことがあっても祈祷などせず、病気になっても神だのみをしない」とあります。
 浄土真宗では昔から一切の迷信行為をしなかったのですね。……近年は、そんなことを知るどころか実践している真宗門徒など皆無ではないでしょうか。

 もちろん、親鸞会では、本当の親鸞聖人の教えが説かれていますから、占いや迷信行為に迷うことなどありません。親鸞会では、常に仏教の根幹である「因果の道理」に従って、自分の行為が自分の運命を決めると、明らかに教えられています。

 スピリチュアルブームの不安な現代だからこそ、親鸞聖人の教えが渇望されているのだと思いますね。

(参考)
 特集:人生の目的
 人間の運命は、何によって定まるのか(仏教講座)

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