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パンダが「大往生」?……往生の本当の意味

Panda
 日本で「パンダ」と言えば、長らく上野動物園の顔とも言うべき存在でしたが、4月30日に上野から姿を消しました。
 雄のジャイアントパンダ「リンリン」は22歳。人間で言えば70歳で、かなりの長寿になるそうです。

 このような長寿動物が無くなると、きまって新聞記事の見出しに出てくるのが「大往生」の言葉です。
 さっそく「パンダのリンリン、大往生」だの、テレビのインタビューでも「大往生ですね」と答えている人もいました。

 そもそも、往生に小さいも大きいも無いのですが、長寿で亡くなれば誰でも「往生」できるというのは、浄土真宗の教えからは出てきません。
 死んだこと、はたまた困ったことに「往生」と使いがちですが、間違った使い方ですから、これを機会によく勉強すべきでしょう。

 「往生」と聞いて思い出すのは、親鸞聖人の「体失・不体失往生の諍論」ですね。
 救いは現世か死後か……兄弟子となる善恵房証空との、仏法上での争いなのですが、詳しくは、親鸞会の浄土真宗講座親鸞聖人の三大諍論とは、どんなことか(1)」をご覧ください。

 「往生」の本当の意味が、分かって頂けると思いますよ。

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