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日本人が好きな1番の本は何だろう

 米国人が好きな本、第1位は「聖書」だった……そんな統計結果が発表されていました。

 さすがキリスト教の国。大統領が神に誓って戦争を始めるぐらいですから、当然と言えば当然かもしれません。

 さて、日本ではどうでしょうか。
 先進国の中で唯一の仏教国と言われる日本ですが、日本人が好きな本第1位に仏典がくる事は、どうもなさそうですね。
 しかし、『歎異抄』に魅了される人が多いことは事実でしょう。

 かの倉田百三は「文章も日本文として実に名文だ。国宝と言っていい」と歎異抄をベタほめしたと言われます。
 また、「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる」(西田幾多郎)
 「万巻の書の中から、たった一冊を選ぶとしたら、『歎異抄』をとる」(三木清)
などの、著名人による声は数えきれません。
 実際、司馬遼太郎は太平洋戦争で徴兵された時、肌身離さず歎異抄を持っていたとか。
 それは司馬氏だけではなかったようで、映画『連合艦隊』の中では特攻隊員が歎異抄の文章を話すシーンもある程。

 さて、親鸞会の公式サイトでは、その歎異抄の解説本の感想が次々とアップされていました。
 親鸞聖人の教えに、日本各地で関心が高まっているようです。

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